家族の状況に応じて、働き方を変える方法、話しましょう

私は「あそび」の専門家です。
「あそび」は、子どもたちが成長のために熱中するものです。そして、大人が生活を楽しむためのものでもあります。ぎちぎちに詰まったものに余裕をもたらすものでもあります。自分の在り方に違う視点を与えてくれるものでもあります。
みなさんにとって、人生の「あそび」になるような相談の時間を提供できたらと思っています。

〈特にお役に立てそうな悩み〉
・今の子どもに合った、自分の働き方を見つけたい。
・子どもとの向き合い方と、今の働き方が合っていない気がする。
・我が子に向き合うこと、仕事、どっちも中途半端な気がする
・家族も大事だけれど、転職や起業もしたいなぁと考えている
・将来、家族を持ったら仕事どうなるのかな、と漠然とした不安がある

〈経験から共感できそうな悩み〉
・新しいことにチャレンジしたいけれど、勇気が出ない
・本当のことを言うと、自分が何をしたいのか、よく分からない
・ずっと人の期待に応えてばかりで、これでいいのかな？と思う

キッザニアで働いていた時に、子どもを授かり、産休育休を取得しました。
それまで「どんな仕事も誰かのお役に立ち、喜んでもらえ、そこに、誇りとやりがいがある」と、子どもに伝え続けていましたが、いざ自分が「働く母」になってみると、そういうキレイな言葉では、心の整理のつかないことが多々ありました。
自分の担っている仕事の重要度と、母であることの重要度とを、アタマの中で天秤にかけたこともありました。わくわくするプロジェクトに関わっても、醍醐味となる業務は担うことができず、もどかしい想いをしたこともありました。

決定的な解決策はありませんでした。その時できることに向き合い、家庭とのバランスをあれこれ試行錯誤して、小さなチャレンジと大きなチャレンジを織り交ぜながら前に進み、今に至っています。

若い頃は自分の気持ちだけで前に進めたけれど、家族を持ち、守るべきものが増え、小さな人に対して責任が生まれたら、ふっと慎重になる、という変化は、誰にとっても起こりますよね。

また職場で誰かの期待に応えようと仕事を続けたり、家族のことを大事に考えて無理なくできる仕事ばかりを選んでいるうちに、本当に自分がやりたいことが、よく分からなくなってくること、ありませんか？

だからこそ、自分にやりがいのあることや、新しいチャレンジは、意識して、誰かに聞いてもらったり、時々思い出すことって、大切だと思うのです。そして、子どもや家族の状況に合わせて、どのタイミングで責めるのか、あるいはアクセルを緩めるのか・・・ある程度の見通しを持って、ベース配分しながらの「これから」に想いを馳せてみませんか。

生き方に、たった1つの正解なんてあるはずがないから、自分で、いいよね、って思えることが何より必要で。その「自分の納得感」の1歩となるような、ちょっと気持ちが前を向く対話の時間になれば嬉しいです。